軟水・硬水の違いDifference between soft water and hard water
軟水と硬水
水は、硬度によって大きく軟水と硬水に分けられます。
硬度というのは水の中で溶けているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量で、一般的に130/㍑未満を軟水、それ以上を硬水と呼んでいます。
その程度は硬度という指標で表します。日本の水は軟水が多く、海外のものには硬水が多く見受けられます。
味については、ミネラル成分により左右されます。
原水の種類
鉱泉水 | 自噴する地下水のうち水温が 25 度未満の地下水。溶けているミネラル分などにより特徴づけられる。 |
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鉱 水 | ポンプなどで取水した地下水のうち、溶けているミネラル分などにより特徴づけられる。 |
湧 水 | 自噴している地下水。 |
軟水に向いているものfor soft water
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コーヒー、ウイスキー、緑茶
コーヒーは、浅く煎った豆。
味と香のバランスを引き出します。 -
昆布、かつおだし
うまみを十分に引き出します。
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ごはん
ふっくらと炊き上がって粘りがあり、見た目もツヤツヤに仕上がります。
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赤ちゃんの調乳
腎臓の負担になるミネラルの量が少ないので、ミルク作りに適しています。
硬水に向いているものfor hard water
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牛、豚
牛や豚などの骨でスープを取る場合臭みのない澄んだスープに仕上がります。
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コーヒー
深く煎った豆やエスプレッソ
※苦味が増します。
水の重要性
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体にとっての水の役割
新生児で体重の80パーセントは水、成人ではその70%が水、血液の80%が水、心臓も肺も80%が水、脳も75%が水、骨も髪も水が含まれています。まさに人間の体は水そのものです。
- 【1】体温を一定に保つ
- 【2】浸透圧の恒常性を保つ
- 【3】酸素の調整
- 【4】消化吸収を助ける
- 【5】生体反応を高める
- 【6】栄養の運搬
- 【7】老廃物の排泄
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朝起きたら一杯の水
人間の体は、寝ている間に大量の汗をかき、多いときには2リットルもの量になります。朝、目が覚めたら喉がカラカラで、口の中がネバネバするのはそのためです。血中濃度も高くなり、脳梗塞が起りやすいので、目覚めに水分補給は欠かせません。
また、お水を飲むと内臓を刺激するため便通が良くなり、新陳代謝が促されます。また、寝る30分~1時間前に飲む水は、精神を安定させる効果があり、イライラした気持ちを鎮めてくれます。
寝ている間に失った水分を取り戻すために、朝はのどごしさわやかで、ゴクゴク飲める水が最適です。
日本人が一般的に飲みやすい水は、軟水と言われていますが、水と言っても様々な種類があります。個々に合ったお水を選んで飲んでいただくのが一番ですね。